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高血圧と腎臓疾患

高血圧が悪影響を及ぼすのは脳や心臓だけではありません。 腎臓にも大きな影響を与えます。 腎臓の内部に存在していて、大変重要な働きをしている糸球体というものがありますが、それが実は細動脈の束になったものなのです。 高血圧は動脈に多大な損傷を与えるということはすでにお話いたしましたね。 また、糸球体高血圧がレニン-アンギオテンシン系を賦活するために、さらに血圧を上昇させることとなります。 レニン‐アンギオテンシン系といいますのは、血圧や細胞外容量の調節に関わっているホルモン系の総称のことです。 出来るだけ簡単に説明しているつもりではありますが、多少の専門用語が混じることをお許しください。 さて、それで腎臓内部の糸球体というものは、廃絶いたしますともう再生してくれません。 ですから、糸球体障害は残存糸球体への負荷をさらに強めることになってしまいます。 やがては腎不全となってしまい、人工透析を受けなければならなくなってしまうのです。 人工透析はお分かりですね。 腎臓が普段行っていることを、人工的に機械を使用して行うということです。 人工透析を行うようになりますと、一週間に何度か病院へ行き、何時間もかけて透析をすることになりますから、そうなってしまいますと、仕事も出来なくなってしまいますし、経済的な負担も大きなものとなってゆきます。 腎臓の病でそのようになってしまうのなら、まだ諦めもつくかもしれませんが、もっと早くに少し気を付けるだけで改善したかもしれない高血圧が原因でそのようになってしまうのでは、悔やんでも悔やみきれないと思います。 高血圧をほおっておくと、いずれはこのようなことにもなり得るということを忘れないようにしてください。



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