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高血圧と眼球疾患

高血圧をほおっておきますと、眼にも障害が起こることをご存じでしょうか。
そこまでは、なかなか気が付かないかたが多いことと思います。
ですが実際のところは、そうなのです。
眼という器官は、直接的に命に係わる部分ではありませんが、もしもなんらかの障害によって眼が見えなくなってしまったことを考えますと、それは命を失うことに等しいくらい辛いことなのではないかと思います。
もちろん、眼が見えないということを克服して、幸せに暮らしているかたがたは世界中にたくさんいらっしゃいます。
ですが、そこまでに至る道のりは長く厳しいものであったと思います。
近視であろうと老眼であろうと、せっかく見える状態で生まれてきたのですから、高血圧のせいで視力を失うようなことにでもなったら、大変なことですね。
高血圧によって起こる眼の障害には、いろいろありますが、たとえば高血圧性網膜症ですとか、視神経症、そして網膜動脈・網膜静脈の閉塞症などがあります。
眼の網膜を見ることで高血圧がわかると言いますが、高血圧の影響はまず網膜の血管に現れます。
動脈が細くなってゆく現象である「狭細化」という現象ですね。
さらには、一本の動脈に太い部分と細い部分の両方ができる、「口径不同」という現象も現れます。
これは、動脈硬化へ移行する段階で多く見られるものです。
ですが、まだこれらの現象だけであれば、高血圧による一時的な影響であって、血圧を上手にコントロールすることで元に戻るのです。
眼にもちゃんと血管が通っていますから、このように高血圧の影響は確実に表れてきます。


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高血圧による眼球障害2
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前回の記事で、高血圧は眼にも大きな悪影響を及ぼすということがご理解いただけたと思います。
ですが、前回までの症状でしたら、まだ血圧をコントロールすることで元に戻すことが可能なのでしたね。
本日は、症状が進むなどして、放置していてはもとに戻らない場合について書いてゆきましょう。
眼の網膜というのは、非常に薄い組織です。
そのような薄い中にも血管が通り、血液が通っているのです。
高血圧によるなんらかの変化が起こっている眼底を「高血圧眼底」と言っています。
そして、血管だけでなく、網膜自体にも何らかの異常が見られる場合には、「高血圧網膜症」という病気になります。
網膜の異常というのは、眼の血管の壁から血液、もしくは血液成分が染み出して出来る出血斑・滲出斑のことであったり、血流が不足している部分に出来る軟性白斑のことであったり、血管から漏れ出てきた血液成分が網膜内にたまって起きてくる網膜浮腫などのことをいいます。
高血圧による眼の障害も、自覚症状が伴わないことが多いため、大変にやっかいです。
そして、高血圧から視覚障害を起こしてしまう場合というのは、高血圧網膜症がさらに進行して、増殖網膜症になってしまう場合が大変にキケンなのですが、現在では高血圧の治療も非常に進歩しているため、失明にまで至るケースは、少なくなってきています。
ですが、合併症として網膜動脈閉塞症や、網膜静脈閉塞症、さらに血管新生緑内障という病気が発生した場合、もしくは、腎臓の病気から発生しがちな悪性高血圧などになってしまった場合、視力に大きく影響してきますので早急な対処が必要となってきます。




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